ひねもすのたり

何が正解か? なんて考えるのはやめて、思う様に生きよう。

午前7時の幸せ ~ 大芦渓谷の紅葉

 

今年最後の真っ赤な紅葉が見たくて、

早朝4時過ぎに自宅を出て前日光に向けて車で高速道路を走った。

 

2時間後、前日光の自然は、

夜明けの光の中とてつもなく美しく、静かな時間を僕にくれた。

 

 

 

 

目的地は細い林道に面しており、駐車スペースも殆ど無い。

道幅の膨らんだ場所に車を停めたが、朝7時なので誰もおらず、

たぶん、、、文句は言われない。

 

兼ねてより一度来たかった白井平橋に向かう。

 

 

 

隠れた紅葉スポットだが、早朝7時過ぎ、全く誰も居ない。

最高だ。。。

 

言葉を失うほどの見事な紅葉を前に、何度も歩きが止まる。

 

 

 

 

夜明け前に高速道路から降りて鹿沼市の一般道を走ってると、

心配するほどの雨が降り始めた。

 

しかし古峰ヶ原が近づき標高が上がると、次第に雨は止み天気が回復し夜明けの光が射し始めた。

 

大芦渓谷を河原から見たくて、東大芦川の河原まで降りてみた。

足下を見ると、もしかするとここも早朝に雨が降ったのか、足場は悪い。

 

 

 

 

河原が近づくにつれて、周囲に見事な紅葉が広がり、目を奪われた。

 

本当に静かだ、、、水の音以外は聞こえない。

 

 

 

 

この場所に立った時、時間が止まったように思えた。

 

ただただ、見惚れて、立ち尽くした。

 

iPhone14promaxで撮るのは止めて、ニコン Z7IIで何枚も撮ってみる。

 

 

 

 

すばらしい時間を過ごし、車に向けて歩く。

この道は林道だけど、道路に面してる岩壁にも苔が生して趣深い。

良い道だなぁ、ずーっとこのまま残ってほしいなぁって思う。

 

 

 

来る時に渡った橋を、今度は逆方向から渡る訳だが、

この風景の美しさに驚き、再び歩が止まる。。。

 

 

 

橋の途中から、さっきまでいた渓谷の河原を見下ろしてみる。

もう、最高だよ。。。

 

しかも、たった一人でこの風景を独り占め。。。

幸せ過ぎる。。。

 

 

 

夜が明けても、山間には朝靄が漂い、俗世間とは完全に違う雰囲気がある。

この渓谷だけでなく、この後に周った古峰ヶ原全体が、とても不思議な雰囲気だった。

 

神が宿る山なのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

願っていた真っ赤な紅葉も無事に見れた。

黄色い絨毯も良いね。。。

 

冬の足音が聞こえた。。。

 

 

 

 

東大芦川は小さな川だけど、

川に沿ってあちこちに綺麗な風景のスポットがあったよ。

 

また来たい場所のひとつが増えた。

 

 

 

Tamatono  /  Nov. 14, 2023  ここには昨日行って来ました(^^)  

 

ヒヨドリの不思議な空中ダンス

 

何か面白そうだぞと、

望遠レンズで連写したデータを後で見ると、

撮ってる最中は全く気が付かない瞬間や、

「あぁ、そう言う訳だったんだ」って納得する場合がある。

 

例えば、サギが捕食する瞬間の連写は、

撮っている時は何の魚か分からないけど、

後でじっくり画像を見ると、

「あぁ、エビを食べてたんだ」って気付くとか。

 

今日のお話は、そんな類のお話。。。(^^)

 

 

 

 

先日小川の土手をトボトボ歩いていると、

高い木立のてっぺんにヒヨドリが。。。

 

 

 

「な~にしてるんだろ、、、」と暫く眺めていると、

木立のてっぺんで宙返りや、曲芸のような不思議な飛び方を繰り返し始めた(@_@)

 

 

 

 

「これは、何か変だぞ。。。」と感じ、

訳が分からないまま、、、取り敢えず望遠レンズ+連写で撮影。

 

 

 

ほ~んと、不思議な空中ダンス。。。

 

 

 

 

 

 

急降下したり、横に飛んだり、上に飛んだり。。。?(@_@)?

 

 

 

忍者のような身のこなしだ(@_@)

 

 

 

後で自宅のPCで画像をじっくり見てみると、 ↑

梢のてっぺんに留まってるヒヨドリの周囲には、

無数の大きめの羽虫がブンブン飛んでた。

 

この陽気のせいなのか、羽虫の大量発生だ。

 

 

 

 

「あれ? もしかして・・・」と思い、最初の写真をじっくり拡大してみると。。。

 

 

 

凄い! 確かに小さな羽虫を嘴で咥えてる。。。(@_@)

 

 

 

 

「じゃあ、他の写真は・・・」と、調べてみると。

 

 

 

「やばい、、、確かに捕まえてる。。。」(-_-;)

 

 

 

 

一見、空中を華麗に舞ってるようだけど、、、

 

 

 

実は、ちゃんとした捕食行動だったんだね。。。(^^)

 

撮ってる時は、空中ダンスの背景に、

こんなドラマがあったなんて、

ち~とも気付かなかったけど、

何気に「なんか、変だぞ。。。」と感じた直感だけで撮ってみるのも、

とても面白いもんだなぁって思ったよ。

 

 

 

 

飛ばないで、木の梢から首を伸ばしてパクパク食べる鳥もいた(笑)

横着なのか、賢いのか。。。

 

しかし、こんな小さな羽虫でお腹は膨れるんだろうか???

ヒヨドリって色んな行動を見せてくれて、面白い(^^♪

 

 

 

Tamatono  /  Nov. 03, 2023  連写は毎秒15枚に落として使用中。それ以上速いと、後でデータの処理が・・・・・悪夢(笑)

 

Z9で昆虫を撮ってみた ~ 犬も歩けば・・・

 

アオスジアゲハが舞ってる。

この辺りで見かけるのはとても珍しい。

11月以降は蛹で越冬するので、成虫が舞うのは今が最後の季節かも。

 

良く見ると、右側下部の翅が欠けてた。。。(T_T)

きっと、色んなことがあった一生なんだろうなぁと思う。

身体のあちこちに傷や欠損があるのは、がんばって生きた証だよ。

 

 

 

 

この日の舞台はここ ↑

キバナコスモスが咲き乱れるお花畑(^^)

 

昔は自転車に乗って時々来てた思い出のある公園の一区画。

 

 

 

お花畑ではクマバチだの、ハナバチだのが採蜜や花粉集めの真っ最中。

 

 

 

全身に花粉をつけながら一生懸命に花粉を集めてるハナバチ。

 

 

 

僕が近寄っても気にもしないで集中。。。

なんだか、愛おしい。。。

 

 

 

足下を見ると、ドングリだか͡コナラだかの実が散乱。

暑くても秋なんだなぁって思う瞬間。

 

 

 

 

「今日は昆虫を撮る!」と決めて、

Z9とNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sを持ち出してきた。

 

Z9のAFの正確さはファームウェア Ver.4.10以降、本当に変わった。

安心できるのは、、、大事な要素だよ。

 

昆虫撮影は、昔はずーっとD500に300mmとか500mmの望遠レンズを付けて撮ってた。

今でもD500は昆虫や動体撮影では最高レベルのカメラだと思う。

 

 

 

 

なんでわざわざZ9を持ち出してきたかと言うと ↑

僕の大好きな「空飛ぶエビフライ」を撮りたかったから(笑)

 

 

 

Z9で撮るオオスカシバは、いったいどんな風に撮れるんだろう。。。

と思いながら撮ってみると、、、

予想以上にAFが効いたピントの合った味わいのある写真が撮れて花畑の真ん中で嬉しくなった。(^^)

 

 

 

この角度だと、オオスカシバの名前の由来の「透かし翅」が良くわかる。

 

 

 

 

この花畑に来て、最初に出迎えてくれた翅を痛めたアオスジアゲハが

僕の周りを離れず、飛び回ってくれた。

 

 

 

ため息が出るほど美しい蝶だよ。

 

 

 

 

 

こちらは少し小振りで地味な縦筋の蝶が舞ってる。 ↑

もしかして、アオスジアゲハの雌なのかなぁ。。。(自信なし。。。)

 

 

 

 

突然、ド派手な虫が飛んで来た。。。

ホシホウジャクだ。。。

 

これは僕にとっては珍しい虫なので、ドキドキしながらシャッターを切る(笑)

 

「空飛ぶエビフライ」オオスカシバの仲間だけど、

こいつもこの角度から見ると、ボディーシェイプは完全に車エビだよ。。。

あるいは、このデザインでイカ釣りの餌木を作ったら爆釣できるかもと思う。

 

 

 

翅の文様。。。 この角度なら良くわかる。

綺麗なデザインだ。。。

 

 

 

オオスカシバと同様に、空中に滞空(ホバリング)しながら、

長い管状の口吻で吸蜜する。

 

この写真を整理しながら、実は翅の裏側も綺麗な色なのに気付いた(笑)

 

 

 

そんなに広くない花畑なので ↑

オオスカシバを撮ってると、背景にアオスジアゲハが写り込むこともしばしば。

 

この日(昨日10月31日)は半袖1枚でも良いような陽気だった。

汗をかきながら、カメラを構えてお花畑に潜み、小さい昆虫を追いかけてる64歳のジジイは周囲にはさぞ奇異に映ったと思う(笑)

 

まぁ、これが楽しいんだからしょうがない。。。

我ながら、地味な趣味だと思うよ(=_=)

 

 

 

虫撮りにも少し飽きたので、公園を出て近辺の小川の土手を歩くことにした。

 

 

 

川にはヒドリガモが帰って来てた!\(^o^)/!

いやぁ、本当に渡り鳥って「几帳面」だよねぇ。。。

 

 

 

この淡い色合いが綺麗だと思う。

不思議なことに、季節の気温の変化や食べ物の種類で色合いが濃くなったり、

薄くなったりするように思えて仕方ない。(自信なし。。。)

 

 

 

マガモも帰って来てる。

 

 

 

 

ススキの風景を撮ってると、そのはるか向こうに何やら潜んでる。

 

 

 

アオサギがじ~~~っと。。。(笑)

まったく動かない。。。

いつもながら不愛想な奴。。。

 

 

 

土手の斜面の草花がサワサワ動いてるので見てみると、 ↑

茂みの中にカルガモが。

 

この日一番驚いたのがこれ。(いや、実はもう一つ驚いた事もあるのだが)

良く「カモは雑食」という事を聞くけれど、暫く見てるとこのカルガモは花をパクパク食べ始めた(@_@)

花を食べるカルガモを見たのは初めてだ~(@_@)

 

64歳にして、自然から学ぶことは実に多い。。。

 

 

 

こんな長閑な小川の土手を2時間ほど彷徨い、心地よい時間を過ごす。

 

 

 

 

10mほど離れた土手の斜面を、一匹の蝶々がパタパタ横切ったので、

試しにZ9で撮ってみる。。。。。。。

 

「撮れた。。。」(@_@)

 

 

 

 

これに味をしめ、今度は20mほど離れて空中を乱舞する3匹の蝶々を。。。

 

「撮れた。。。」(@_@)(@_@)(@_@)

 

腕が良いのか、Z9が良いのか、、、考える間もなく、カメラが良いのだと納得する。

 

 

 

 

川面をスイスイとハグロトンボが横切った。

 

 

 

 

見ていると、たくさんのハグロトンボが清流に生えた水草に産卵をしていた。

写真向かって左のトンボは、翅を拡げているが、どうやら卵を出す瞬間に「イキム」らしい。

イキムと力が入るのか、羽が拡がり産卵管のあるシッポが更に急な「九の字」に折れ曲がるのが分かった。

 

自然の営みって興味深い。

 

 

 

更に散歩を続けていると、突然聞き覚えのある甲高い「チーッ!」という鳴き声と共に、翡翠色の小さな鳥が目の前の小川の川面をミサイルのように横切った。

 

も~、アドレナリン?ドーパミン?が一気に溢れ、全身を駆け巡ったよ(笑)

 

 

 

 

飛び去った方を目で追いながら、追いかけて、そぉ~っと近づくと。。。

いた、いた(^^♪

 

不思議なもんで、一番好きな鳥が目の前に現れると、それまでの昆虫の事とか完全に頭から消え失せたよ(笑)

 

 

 

 

そもそも、、、なんでこの辺りにいるんだ???っていうくらい意外な場所だった。

 

と、同時に、これは秘密の場所を発見したかも!!!と内心は大喜びだった。

 

更に歩くと、少なくとも3羽のカワセミを確認。

 

 

 

 

こんな身近な場所に、たくさんのカワセミが。。。(T_T)

 

嬉しくて、、、泣きそうだ。。。。。

 

これは絶対に通ってみようと、、、64歳の爺は土手の上で誓うのであった。。。

 

 

 

 

時間に縛られずに、趣味に生きる。。。

 

好きなだけそこに佇んで自然を眺めてると、

色んな事を教わる。

 

初夏のような陽気のこの日、汗をかきながら3時間以上も自然の中を彷徨うと、

久しく感じた事の無い「充実感」を感じたよ。

 

とても清々しい。。。

 

 

 

 

土手を歩いて、車を停めた公園の駐車場に向かっていると、

何やら視線を感じて(笑)  ↑

 

こやつが見送ってくれました(^^)/

 

 

 

 

Tamatono  /  Nov. 01, 2023     犬も歩けば、カワセミに会えた(^^)

上田城址公園 ~ 2023秋

 

上田城址公園を早朝に散歩。

 

実は、上田城址公園に来るのは2度目。

前回は確かテレビドラマか何かで真田丸をやってて、

それは賑わってたねぇ。。。

(僕はテレビとか芸能人とか全然興味ないのでわからない)

 

芸能界に疎くても、真田氏の歴史とトレードマークの六文銭を見てワクワクしたもんだ。

 

 

なので、たぶんあれから7-8年振りの再訪かぁ。。。

 

ホテルでゆっくり朝食をとり、チェックアウト。

そこから車で10分も走らないで着いたよ。

 

朝9時の公園は、観光客も少なくのびのび歩ける。

 

 

 

前回の記憶を辿るように、案内板を眺める。

案内板も風情があるね(^^)

 

 

 

日本国中お城は沢山あるけれど、

この上田城の石垣はとても綺麗だと思う。

 

そもそもは1583年に真田昌幸が築城し、真田一門の本拠地だったことを思うと、

また違った目でこの城址の造りが見えてくる。

 

 

 

記憶を辿ると前回来た時は、東側の二の丸橋から入ったので、

今回は西側の西虎口という場所から入ってみようと急な階段をふぅふぅ言いながら上った。。。

階段を上がると駐車場から見えていた西櫓脇にたどり着く。

 

美しいなぁ。。。

 

 

 

この時間に歩いてる人は、たぶん地元の人が多くて散歩したりジョギングしてる人が目立つ。

観光客っぽい人は本当に少ない。

 

なので、のんびり散歩出来て、のびのび写真が撮れた。

 

 

 

1本、1本の木が大きい。

広い敷地と相まって、ここがとても贅沢な公園に思える。

 

 

 

 

御朱印コレクターの嫁さんが、御朱印を貰うと言うので真田神社に向かった。

 

 

 

な~んか、色んな種類があって、そこから選ぶみたい。

 

 

 

 

僕は御朱印にはあまり興味が無いので、待ってる間にプラプラ散歩。

 

 

 

御神籤やお守りを売ってる場所で、↑ こんなものを見つけてくぎ付け。。。

 

目が合った。。。

 

前日に鼻顔稲荷のきつねの御神籤と目が合って以来のくぎ付けだ。。。

 

人間暇だと、よからぬ行動に出る、、、そんな見本のような自分だけど。。。

 

 

 

嫁さんが貰って来た御朱印を見せて貰った。

 

 

 

な~んか、格好良い(^^)

戦国武将の神社って感じのデザインだよ。。。

(後で分かったけど、嫁さんは更に3種類の御朱印を貰ってた(笑))

 

 

 

 

youtu.be

 

この真田神社の賽銭箱は、手をかざすとセンサーに反応して鈴の音が鳴る。。。

なんだかなぁ。。。(=_=)

 

 

 

 

真田神社の脇から、上がって来た時に見えてた西櫓に行ける。

そこからの高台からは、上田市の中心部が一望できた。

 

 

 

 

 

花手水があったので覗いてみると、ハロウィーン期間なのでカボチャも浮いてた(笑)

なかなか洒落っ気のある神社だよ。。。

 

 

 

上田城址公園の紅葉は、前日の軽井沢と同じくあと少し、1週間~10日後が頃合いだと思う。

紅や黄色の色も部分的にはあるけれど、、、11月に入ってから来た方が良いと思う。

 

 

 

前回来た時は時間が無くて余り見られなかった外堀沿いの土塁の道をのんびり散策。

 

ここから見ると、本当に広くてゆとりのある公園のデザインだなぁって感じる。

 

自然の木々を感じることが出来て、歩いてて楽しい。

 

 

 

 

 

 

外堀沿いに土塁を歩いてると、いつのまにか北櫓に突き当たった。

その向こうには南櫓も見える。

 

 

 

野鳥の声が聞こえ、オナガが頭上を横切った。

 

 

 

 

 

場所によっては見事な紅葉もある。

 

 

 

 

東虎口櫓門。

 

 

 

ほんとうにここの石垣は見事だ。

 

 

 

櫓門から二の丸橋方向に行くと、また違った紅葉が見れる。

 

 

 

今回の旅も、時間には余裕があるので、好きな場所に好きなだけ居られる(^^)

 

年寄りにはこんな旅のスタイルが気楽で良いよ。

 

 

 

早朝散歩をしている最中に、突然、猿飛佐助と霧隠才蔵が挨拶してくれた。

 

 

 

「~でござる」と言う忍者言葉?侍言葉?を操り、

何故か名刺を置いて去って行った。。。(@_@)。。。

 

 

 

 

また・・・小物が・・・増えた・・・でござる・・・(*_*)

 

 

 

 

Tamatono  /  Oct. 29, 2023   忍者にはどう反応して良いか分からないでござる。。。

 

秋の恵み ~ 長野県上田市の松茸料理

 

見事な松茸。。。

 

昼間は軽井沢、鼻顔稲荷で紅葉を楽しんだ後、

夜は「松茸の聖地」と呼ばれる長野県上田市のホテルに移動。

 

上田市の山間には「松茸小屋」と呼ばれる松茸料理専門店が点在してるけど、

その業者が上田市中心の駅近くに期間限定(今年は11月12日まで)の

完全予約制の店を出しているのを知り、はるばるやって来たよ(^^)

 

 

 

上田市には過去に1度来たことがあるけど、

泊まるのは初めて。

 

駅周辺には新しいホテルが建ち並び、なかなか賑やかな駅前だ。

 

 

 

その店は、駅近くの裏通りにひっそりとあった。

雰囲気のある「松茸食わせてやるぞ~」のオーラが出てる(笑)

 

 

 

僕が予約した当夜のメニュー。

も~、すべてが松茸尽くし。。。

僕が知ってる松茸料理がすべて書いてある感じ。。。(笑)

 

 

 

はじめに「蓼科牛と松茸のすき焼き」の準備から始まった。

 

 

 

このコースを選んだのは、このサシの入った蓼科牛と、

地元で採れる香り高い松茸があるから。

 

松茸は鮮度抜群で、スライスしてある松茸から香りがプゥ~ンと部屋中に広がった。

 

 

 

デカい松茸の天ぷらが出て来た。

こんなデカい松茸、なかなか東京じゃ食えないよね。

これをつまみにビールをゴクゴク飲む。。。

 

 

 

 

料理が次々に出てくる。

 

のんびり呑んでるので、僕の前には出て来た料理が渋滞してる(笑)

嫁さんは殆ど呑まないので、順調に料理がパクパク減っていく(笑)

 

 

 

初めて食べた「松茸の銀蒸し」という料理。

アルミホイールを開くと、厚めにスライスされた松茸が塩と少量の油で蒸し焼きになってる。

シンプルだけど、とても印象深い、記憶に残った料理だった。

アルミを開くと、香りが立ち、塩だけの味付けなので松茸の味がストレートに味わえる。

 

「へぇ~、こんな料理方法があるんだなぁ。。。」

 

 

 

茶碗蒸し。。。

 

 

 

 

土瓶蒸し。。。

 

 

 

すき焼きが頃合いになったので、牛肉に松茸を巻いて食ってみる。

 

この食い方が気に入り、終始これで通した(笑)

 

松茸の品質が良いから、これだけ美味いのだろうけど、

この牛肉(蓼科牛)もとても美味い牛肉だ。。。

 

蓼科の温泉には何度も行ってるのに、、、

これほど蓼科牛の旨さが記憶に無いのは何故だ???(笑)

蓼科ではあんまり良いもの食ってなかったのかもね。。。(=_=)

 

 

 

 

そして、遂に、待ってた「松茸焼き」が出て来た\(^o^)/

 

それにしても、大きいなぁ。。。

上田の山には、今でもこんなに立派な松茸が育つんだ。。。

見ただけで感動しきり。。。

 

 

 

地元産だから、とにかく香りが良くて驚いた。

焼き松茸は手で割いて、アルミの上で焼くと焦げずに香りが立つそうで、

僕はスダチを振って、少しの醤油を浸けて食った。

この食べ方が一番美味いと子供の頃から思ってる。。。

 

子供の頃に遊んでた地元の裏山では、アカマツの林が点在してて、

秋になると松茸が生えた。

もちろん、滅多に見つけることは出来なかったけど、

それでも運よく奇跡的に見つけた時は、ハンカチにくるんでズボンのポケットにねじ込んで夕方家に帰って母親に見せると、大層喜んでくれたもんだ。。。

 

母は、たぶん魚を焼く金網の上で、少しばかりの松茸を手で割きながら焼いてくれた。

あの時の「松茸の焼ける香り」が50年以上経った今も脳裏に焼き付いてる。

 

 

 

 

目を閉じて味わうと、あの時の味が蘇った。。。

 

 

 

 

〆の松茸ご飯と吸い物が出て来た。

この店は気遣いが良くて、食べれなければおにぎりにして持ち帰らせてくれる。

嫁さんはおにぎりにして貰ってた。

 

 

 

最後に新しお茶と、柑橘系のジェラートが出て食事は終了。

 

ほんと、良い夜、良い店だったよ。

大満足。

 

胃袋も、気持ちも一杯になる店ってそんなにないよ。。。

 

上田の松茸文化に感謝、そして脱帽 m(__)m

 

 

 

 

店内には有名人のサインもいくつか飾ってあって、、、

鶴瓶も来てたんだね(笑)

 

 

 

 

Tamatono  /  Oct. 27, 2023 元気なら、来年もこの店に来たいなぁ。。。

 

 

ものすご~く不思議な場所 ~ 鼻顔稲荷神社(長野県佐久市)

 

どうすか?

ただならぬ雰囲気でしょ?(笑)

 

この日は軽井沢で紅葉を見た後、宿泊先の上田市に向かう途中で立ち寄った神社。

理由は、ここが「日本5大稲荷」の1つなのに、ほぼ人気が無くて空いてるから。

こういう場所が大好きな自分としては、どうしても自分の目で見たかった訳。

 

 

 

 

これで、「はなづらじんじゃ」と読むのだ。。。

 

詳しくはこの神社のURLをご参考 ↓

 

鼻顔稲荷神社 | 佐久市ホームページ (city.saku.nagano.jp)

 

 

 

1枚目の写真の鳥居から階段を上がって行くと、

更にたくさんの鳥居が続き圧倒される。。。

 

午前中、軽井沢の池周囲で2-3時間歩き回ったから、

正直、坂や階段上がるのにヒーヒー言ってる(笑)

 

 

 

 

 

 

やっと本殿が見えた。

なお、写真左側の赤い手すりの下は断崖絶壁だよ。。。

 

 

 

狐の御姿殿の中には2体の御狐様が祭ってある。

 

 

 

とても立派な御狐様だ。

 

 

 

本殿は左手の崖に沿って、奥に長く伸びた建築構造。

 

この辺りから、珍しい構造とかに度肝を抜かれて、好奇心がムクムク全開になった。

 

同時に、何とも言えないパワーを感じた。

 

 

 

建物の中は立派である。

 

 

 

色んな時代の絵馬や、奉納物が飾られて興味深い。

 

 

 

お守り札や御神籤も独特だ。

このきつね型のおみくじとは、、、目が合った。。。(^^)

 

 

 

1つ1つを眺めたり、書いてある文字を読んだりしてると、

あっと言う間に30分くらい経ってしまう。

 

 

 

 

 

 

ここにしかないような、異様な雰囲気を感じる。

 

 

 

本堂の裏にもお参り場所が点在してる。

 

 

 

上がって来た坂と階段を、今度は下って駐車場まで行く。

 

人も2組会っただけで、静かな神社だったよ。

でも、予想してたよりも格段に素晴らしい稲荷だった。

なんだろ、この不思議な感覚。。。

他にこんな雰囲気の稲荷神社って知らないなぁ。。。

 

出来れば、秘密にしておきたい場所だ。。。

 

 

 

駐車場で休んでると、足元に飛んで来て停まったトンボ。

 

 

 

 

ちゅー訳で、、、またまた小物が増えちゃったわけだねぇ。。。(=_=)

 

 

 

 

Tamatono  /  Oct.26, 2023     日本にはまだまだ不思議な場所があるんだなぁって思ったよ。

 

 

久々の秋の軽井沢

 

11月に入ると、少し予定が慌ただしいので、

嫁さんを誘って久々に軽井沢の紅葉を見て来た。

 

紅葉には少し早いかなぁと思ったけど、

2日間天気に恵まれて、気持ち良い秋のドライブが出来たよ(^^)

 

 

 

 

いつも行ってた雲場池ではなく、今回は新しいスポットに挑戦。

 

軽井沢はハロウィンの真っ最中。。。

 

 

 

広々として、なかなか良い場所じゃないの。

 

 

 

紅葉の進み具合が、木の種類によってまちまちだと分かる。

 

 

 

 

危うく小物を買いそうになって、、、なんとか踏みとどまる。。。(笑)

 

 

 

 

 

軽井沢っぽい風景が続く。

 

 

 

 

広~い池の周りを、ゆっくりと歩いて一周してみた。

野鳥も多く、自然が色濃い。

 

あと1週間~10日くらい後が見頃かもね。。。

 

カフカの落ち葉を踏みしめながら歩くと、飽きない。

2時間以上は歩いたかも。

 

 

 

風も無く、木々の色んな色が静かな水面に映って美しい。

 

 

 

 

 

 

こんなに静かな散歩は久しぶりだ。。。

 

 

 

 

軽井沢は標高が少し高いので、東京よりも4-5℃は気温が低い。

涼しい風なので、全然汗をかかなくて爽やかだ。

なにより、空気が美味い。

 

 

 

別荘地の軽井沢では、暖房用の薪の需要が多いのか、

普通に店先で薪を売ってる。

シラカバだの、サクラだの、木の種類が書いてあって、好みの木の薪が買える。

 

 

 

いつもは軽井沢に来ると「信州長野の蕎麦」を食べる機会が多いけれど、

この日は何故か「焼きチーズカレー」を(笑)

 

 

www.youtube.com

 

美味い! 実に美味い! (笑)

 

 

 

60歳を超えた夫婦が蕎麦以外のものを食べるのは珍しいけど、

これはこれで「有り」だなぁと、、、笑い転げながらの楽しいランチだった。

 

 

 

 

 

また来年も、この店の焼きカレーを食べに来よう!と言いながら、

次の目的に向かった。

 

 

 

 

Tamatono  /   Oct.26, 2023   なんで雲場池はすぐ横にあった便利な駐車場を無くしちゃったんだろ。。。