ひねもすのたり

何が正解か? なんて考えるのはやめて、思う様に生きよう。

秋の恵み ~ 長野県上田市の松茸料理

 

見事な松茸。。。

 

昼間は軽井沢、鼻顔稲荷で紅葉を楽しんだ後、

夜は「松茸の聖地」と呼ばれる長野県上田市のホテルに移動。

 

上田市の山間には「松茸小屋」と呼ばれる松茸料理専門店が点在してるけど、

その業者が上田市中心の駅近くに期間限定(今年は11月12日まで)の

完全予約制の店を出しているのを知り、はるばるやって来たよ(^^)

 

 

 

上田市には過去に1度来たことがあるけど、

泊まるのは初めて。

 

駅周辺には新しいホテルが建ち並び、なかなか賑やかな駅前だ。

 

 

 

その店は、駅近くの裏通りにひっそりとあった。

雰囲気のある「松茸食わせてやるぞ~」のオーラが出てる(笑)

 

 

 

僕が予約した当夜のメニュー。

も~、すべてが松茸尽くし。。。

僕が知ってる松茸料理がすべて書いてある感じ。。。(笑)

 

 

 

はじめに「蓼科牛と松茸のすき焼き」の準備から始まった。

 

 

 

このコースを選んだのは、このサシの入った蓼科牛と、

地元で採れる香り高い松茸があるから。

 

松茸は鮮度抜群で、スライスしてある松茸から香りがプゥ~ンと部屋中に広がった。

 

 

 

デカい松茸の天ぷらが出て来た。

こんなデカい松茸、なかなか東京じゃ食えないよね。

これをつまみにビールをゴクゴク飲む。。。

 

 

 

 

料理が次々に出てくる。

 

のんびり呑んでるので、僕の前には出て来た料理が渋滞してる(笑)

嫁さんは殆ど呑まないので、順調に料理がパクパク減っていく(笑)

 

 

 

初めて食べた「松茸の銀蒸し」という料理。

アルミホイールを開くと、厚めにスライスされた松茸が塩と少量の油で蒸し焼きになってる。

シンプルだけど、とても印象深い、記憶に残った料理だった。

アルミを開くと、香りが立ち、塩だけの味付けなので松茸の味がストレートに味わえる。

 

「へぇ~、こんな料理方法があるんだなぁ。。。」

 

 

 

茶碗蒸し。。。

 

 

 

 

土瓶蒸し。。。

 

 

 

すき焼きが頃合いになったので、牛肉に松茸を巻いて食ってみる。

 

この食い方が気に入り、終始これで通した(笑)

 

松茸の品質が良いから、これだけ美味いのだろうけど、

この牛肉(蓼科牛)もとても美味い牛肉だ。。。

 

蓼科の温泉には何度も行ってるのに、、、

これほど蓼科牛の旨さが記憶に無いのは何故だ???(笑)

蓼科ではあんまり良いもの食ってなかったのかもね。。。(=_=)

 

 

 

 

そして、遂に、待ってた「松茸焼き」が出て来た\(^o^)/

 

それにしても、大きいなぁ。。。

上田の山には、今でもこんなに立派な松茸が育つんだ。。。

見ただけで感動しきり。。。

 

 

 

地元産だから、とにかく香りが良くて驚いた。

焼き松茸は手で割いて、アルミの上で焼くと焦げずに香りが立つそうで、

僕はスダチを振って、少しの醤油を浸けて食った。

この食べ方が一番美味いと子供の頃から思ってる。。。

 

子供の頃に遊んでた地元の裏山では、アカマツの林が点在してて、

秋になると松茸が生えた。

もちろん、滅多に見つけることは出来なかったけど、

それでも運よく奇跡的に見つけた時は、ハンカチにくるんでズボンのポケットにねじ込んで夕方家に帰って母親に見せると、大層喜んでくれたもんだ。。。

 

母は、たぶん魚を焼く金網の上で、少しばかりの松茸を手で割きながら焼いてくれた。

あの時の「松茸の焼ける香り」が50年以上経った今も脳裏に焼き付いてる。

 

 

 

 

目を閉じて味わうと、あの時の味が蘇った。。。

 

 

 

 

〆の松茸ご飯と吸い物が出て来た。

この店は気遣いが良くて、食べれなければおにぎりにして持ち帰らせてくれる。

嫁さんはおにぎりにして貰ってた。

 

 

 

最後に新しお茶と、柑橘系のジェラートが出て食事は終了。

 

ほんと、良い夜、良い店だったよ。

大満足。

 

胃袋も、気持ちも一杯になる店ってそんなにないよ。。。

 

上田の松茸文化に感謝、そして脱帽 m(__)m

 

 

 

 

店内には有名人のサインもいくつか飾ってあって、、、

鶴瓶も来てたんだね(笑)

 

 

 

 

Tamatono  /  Oct. 27, 2023 元気なら、来年もこの店に来たいなぁ。。。