ひねもすのたり

何が正解か? なんて考えるのはやめて、思う様に生きよう。

雪女、血迷う ~ ひみ番屋街にて

 

旅行最後の3日目の朝、

帰る途中で想い出の地、ひみ番屋街に寄ってみた。

 

10年前にも旅行の帰りに立ち寄り、

その時に買い求めた氷見の寒ブリの柵が、

想像の斜め上を遥かに超える旨さで心底驚いた記憶がある。 

 

「片手にピストル、心に花束、唇に火の酒」 ~ ひみ番屋街・富山県氷見市 : 毎日が冒険 (blog.jp)

 

この事を嫁さん(北の大地札幌生まれの雪女)も明晰に覚えており、

「絶対にブリを買って帰る!」と購買意欲は車の助手席に座っている時から、

えれ~満々であった。

購買オーラという彼女の謎のエネルギーで、RAV4の室内温度が3℃くらい上がる程であった。

 

 

 

 

 

10年前にブリを買い求めた同じ店「番屋鮮魚直売所」に迷わず行った。

品質に拘る立派なプロの店だ。

 

 

 

 

 

 

 

旅館をチェックアウトして直ぐにやって来たので、

まだ観光客も殆どおらず、この人気の道の駅も閑散としてる。

 

僕的にはとても嬉しい(^^♪

 

 

 

ブリの価格は10年前と比べると少し上がってた。

10kg超えの大物も、10年前は3万円~4万円で買えてたと思うが、

今は10kg超えは4万円~5万円近くになってる。(@_@)

 

 

 

店のおばちゃんとあれこれ話をしてて、

とても大事な情報が分かった。

なんと、氷見では毎週水曜日は全ての漁を休むという事になったらしい。

 

これから氷見に行かれる方は、どうぞご留意ください。

 

 

 

 

嫁さんが色々目利きしてるのを横でみながら、

隣の店のブリも見物して歩く。

どれも脂の乗った寒ブリだ(@_@)

 

 

 

今回はどれくらい買うのかなぁ、、、どんな柵があるのかなぁ、、、

まぁ、夫婦2人だから、500gもあれば正月は充分だろうなぁ、、、

とか考えながら、嫁さんに訊いてみると。。。。。。

 

雪女「半身を買う!」

 

僕、「えっ!?!?」(@_@)???

 

半身って、、、10kgレベルのブリなら、5kgってことかよ???

 

おぃおぃ、、、「半身」って意味、北海道じゃ違う単位なのか?

ついに血迷ったのか? 病院に寄るか? とかあれこれ思うけど、

勿論やばいので声には出しては言わない。。。(=_=)

 

なので、オイラはグッと言いたい言葉と気持ちを抑えながら、

心の中で、少し(大きめに)呟いた。。。

 

「おまはん、江戸で魚屋でも開きまんのか???」

 

 

 

 

もちろん、僕の呟きは嫁には聞かれないので、

彼女が注文した「半身」は順調に切り分けられて、

大量の氷が入った箱に厳重にパックされた。。。

(僕は車に積んで帰るので、上の宅急便の伝票は要らない。。。)

 

どうやら雪女が大量に寒ブリを買ったのは、

正月に妹家族が遊びに来るので、みんなに食べさせてやりたい!

というのが理由らしいと分かって、ホッとした。。。

 

血迷ったのではない。。。病院にも行かずに済んだ。。。

 

 

 

車が無くても、買ったブリを宅配で送ってくれるサービスもある ↑

 

 

 

買った半身はデカいので、

車の冷凍庫ではなく、発砲スチロールに入れてもらって、

魚が傷まず、結果的には良かった(^^)

 

大切な寒ブリを車に一旦運んで身軽になり、

また番屋街に戻って買い物を続けた。

 

 

 

熱いコーヒーと、冷たいアイスクリームでのんびり休憩。

 

また自宅まで460km走るのだ。。。。。

雪が少ないといいなぁ。。。

 

 

 

この「ひみ番屋街」のすぐ隣、北東の位置に小奇麗な公園があった。

絶景ポイントらしい。

 

 

 

ここでニコン Z7IIを取り出して、

しばらく写真を撮って旅の終わりを惜しんだ。

 

 

 

 

 

天気が良いと、こんな風に美しい立山連峰が見えるらしい。。。(@_@)

 

 

 

別の方角には小さな港もあって、

これはこれで味わい深い風景。

 

 

 

自宅に無事に戻り、買った寒ブリの荷を開けてみると、

ちゃんとカマやアラ、刺身用の部位とかに切り分けてくれてた。

 

 

 

うちの小さな台所とまな板で、嫁さんが頑張って更に切り分けてた。

 

 

 

長時間のドライブで、ヨレヨレ、クタクタになったオイラに、

さっそく寒ブリのおすそ分けが(笑)

 

 

 

このカニカマのような細長い部位は、ブリの尻尾の付け根の辺り。

知ってる人は知ってるだろうけど、硬くてコリコリした食感。

でも、噛みしめると驚くほどの旨味のある脂が口中に飛び出してくるのだ。

 

今回行った旅館の料理もとても美味かったけど、

この嫁さんが切り分けてくれた寒ブリの刺身も、負けないどころか、

旅館を越える旨さの寒ブリだった\(^o^)/

 

 

 

普段は自宅では一切晩酌しないオイラも、

友人から頂いてた広島の銘酒「富久長」の冷酒を。。。(^^)

 

しかも、自宅では呑まないので「夏バージョン」の富久長が残ってた(笑)

冬の寒ブリと、夏バージョンの日本酒!

美味い!!

 

色んな方から頂いた色んなお酒が沢山残ってるので、

今年は正月用の酒は全く買わなくても事足りる。。。

 

 

 

翌日は嫁さんが「ブリしゃぶ」を作ってくれた。。。

 

これじゃあ、正月に妹家族が来るまでに寒ブリは無くなるんじゃないか?(笑)

と、心配しつつもパクパク食べる(笑)

 

旅の想い出が蘇って、良い年末の時間だ。。。

 

 

 

Tamatono  /   Dec. 24, 2023