自転車のタメ五郎は元気だ~ (^^)/
秋の風景の中、喜んでる。。。訳ないか。。。
隠居しても何気に忙しい日があったり。
でも、暇を見つけてはポタリング。
家から10kmほど遠出してみた。
落ち葉が美しい。
自転車に乗ってても、ふわふわしてる。
この美しい落ち葉の道、別名 「いも街道」という (笑)
川越は古くから芋が有名で、現在もこの街道沿いには30軒くらいの芋農家がある。
幻のさつまいもの「紅赤(べにあか)」は、この街道沿いの三芳町しか作ってない模様。
「紅あずま」とか「紅はるか」とか珍しい芋作りのメッカかも。
江戸時代に開拓が入った石灯籠も残ってて、風情がある。
芋のことを「十三里」って呼ぶけど、
これは江戸の庶民の小唄で「栗より美味い十三里」から来てる。
あまりにここのサツマイモが美味いので、江戸っ子たちが
「栗(九里)より(四里)美味い十三里(日本橋から川越までの距離)」
と褒めたたえたのだ。九里と四里を足し算すれば十三里になるのも面白い。
と、、、自転車を漕ぎながらここまで考えて、
「でも、ここは川越じゃないじゃん、入間郡じゃん?」って思いあったって
頭も心もグジャグジャになる。。。
しっかし、片道10kmは還暦にはつらいわ。。。(笑)
途中、いも街道の旧跡を見たり寄り道したので、
ヘロヘロで最初の目的地に着いた。
ここは多福寺というお寺。
正確には臨済宗の禅寺。
禅寺は独特の雰囲気があるな。
清楚で、簡素で、武骨。 男っぽいものを感じる。
しかし、立派な参道だ~。 戸隠神社の奥社に行った時を思い出す。
戸隠の奥社も立派な参道、山道が続いて感動したもんだ。
こんな立派な参道を自転車で走るなんて、バチが当たりそうだ。
ヘタレでビビリの僕は、自転車を降りて押して境内に向かった。
モノトーンの参道から一転、境内は極楽の様に鮮やかな色で溢れてた。
冒頭のタメ五郎の写真もここの境内で撮ったんだけどね。
なに? この美しさ。
言葉を呑む感じ。
静けさの中、ひたすらカメラのシャッターを押す。
こんな良いお寺が、こんな場所にあったなんて。。。
山門も凛々しい。
すべての邪気を追い払う迫力がある。
この風景の中で飲むポカリスエットは美味い。。。
Tamatono / Nov.25, 2019 話はまだまだ続くのだ。。。