ひねもすのたり

何が正解か? なんて考えるのはやめて、思う様に生きよう。

時は繰り返す  

 

久し振りのブログ。

 

さて、何から話し始めて良いものやら。。。

色々と思うことがあって、上手く話しが伝わるか、心配だよ*1

 

思えば2019年の11月に自転車で鳥撮りを始めて、

近場中心、20km半径以内という括りで、

随分と色んな場所に行ったよ。

 

ところが最近、例えば20km離れた場所まで自転車では行くんだけど、

重いカメラ、望遠レンズを背負ってると、

現地で何時間も歩き回って撮影した後には、

既に帰路のエネルギーが残ってないという。。。(笑)

 

これは困った、情けない。

でも自転車での鳥撮影には魔力がある。

 

上手くは言えないけど、自転車で原っぱを走り回ると、

五感を刺激する、自然と一体になれる。。。とか。

 

 

 

自転車でしか味わえない空間、瞬間がある。

 

この自転車と5年間走って、随分と色んな場所に探検に出掛け、

かけがえのない無い瞬間を経験したことも少なくない。

 

 

 

 

ここに1枚の写真がある。

 

なんと、14歳のオイラである。

 

当時の面影も、今は微塵も無いので修正なしでそのまま載せるが、

中学に入った13歳頃から50ccの原チャリを無免許で乗り回すいっぱしの悪ガキだった。

 

 

 

この1966年に発売された初代のリトルホンダP25とか、モンキー、

ダックス、スーパーカブが家に何台もゴロゴロ転がってた。

 

これは実家が商売をしていたせいもあるが、叔父が多趣味でその中に

バイクも入ってたという幸運が大きい。

 

まぁ、このP25とかはバイクと言うより、べダル付きのモペットなので、

いざと言うときには自転車としても乗れるますよ、と言う実に嘘くさい

無免許運転者増産マシーン」だった。

 

 

 

こうして悪ガキだった頃の写真の自分の姿には、

無免許運転をしているという後ろめたさを全然感じないから不思議だ。

むしろ、誇らしげだ(笑)

 

いや、実際に、自分が悪いことをしているという自覚が全く無かったのだろう。

 

この誇らしげな顔は、その後18歳で自動車免許取得で自動車学校に通ってる途中、芦田川の土手で無免許の原チャリでパトカーに捕まるまで続いた。

(つまり、自動車免許を無事に取得後、発行された真新しい運転免許からは既に違反の点数が引かれてるという離れ業もこの時やった)

 

 

 

話を元に戻すと、自転車での鳥撮りの魅力は捨てがたい。

かといって、重いカメラとレンズを持っての自転車走行では体力がもたない。

(特にこの暑さじゃ、自殺行為だと思う)

 

そこで思ったのが、幼少の頃の楽しかった無免許原チャリ時代。

原チャリに乗ってると、「地球は俺を中心に回ってる」と感じた。

 

あの自由さ、身軽さ、肌で感じた自然を思い出すと、

そうか、自転車から原チャリに乗り換えれば、体力を気にせずに遊べる。

 

ところが、日本固有の50ccバイク、原付1種が来年2025年11月に新たな排ガス規制に順応できずに全てのバイクメーカーが生産を止めることが確定した。

 

これはもう絶滅危惧種ではなく、絶滅確定種と言う訳だ。

「オイラの想い出の50ccバイクがこの世から無くなる、嫌だ~」と思った。

 

乗りたかったバイクがあって、近所のホンダ直営店を巡っても、既に目当てのバイクは店頭から消えてた。

 

近隣在庫をネットで調べたり、歩き回って探したり、やっと川越にあるバイク屋に実物が1台だけ置いてあるのが分かった。

 

取り敢えず・・・・行ってみよう! 

 

と言う経緯で見つけたのが ↑ の1台のクロスカブ50cc。

 

もう、RAV4をすっ飛ばして川越まで速攻で行ったよ。(笑)

 

店のスタッフと話すと、また入って来るかどうかも分からないし、もしかすると入って来ない可能性もあるとのこと。

 

まぁ、そうだよな。時代の流れを見ると、これが最後の在庫かも知れないと思った。

 

「これは、運命かも。。。」 と自分で自分の背中を押す。

 

その場で購入を決定、手付金を置いて「他の奴に絶対に売るんじゃね~ぞ」と言って自宅に帰った。

 

 

 

バイク屋の帰り道、地元の市役所に寄って早速ナンバーを申請しゲット。

 

前にも書いたかも知れないけど、オイラの地元は河童が有名で、

ゆるキャラのカパルは2018年のゆるキャラグランプリで全国優勝し、

街の特別住人になってる。

 

関係ないけど、ナンバーも河童のカパルのデザインで可愛い。

黄色い〇で囲った部分を読むとK8=カッパ?と読ませたいのか?(笑)

 

 

 

昨日無事に納車、川越のバイク屋まで電車とバスで取りに行って来たよ。

(川越でバスに乗ったのは人生初だった)

 

川越から混んでる幹線道路は避けて、ガラガラの田んぼ道と土手道を通り、

遠回りで18kmくらい走って帰って来た。

 

地元の荒川河川敷に降りて、炎天下の中、走り回って遊んだ。

 

 

 

ネットで見っけたこの安っぽいトリコロールカラーのキーホルダー。

な~んか、とっても懐かしい。

昔はバイクを買うと、必ずこの安っぽいキーホルダーが付いてきたもんだ~(笑)

 

あ、正直に話すと、6月7月は家の給湯器の不調で買い替え、10年前の同じ時期に入れ替えた浴室のシャワーカラン、トイレのTOTOウォシュレットも不調で全て買い替え。

合計で3桁万円の出費があり、バイク買ってる場合じゃなかったんだけどね(笑)

(今は家電の10年周期一斉にご臨終説を信じるようになった)

 

 

 

遅くてもかまわない、自転車と同じスピードで走れれば。

 

自転車だと、タイヤと道路の接地音しか音が出ないので鳥の声が良く聞こえる。

このバイクはエンジン音があるので、乗ったままで鳥の近くには行けないけど、

現地でどこかに停めて、歩いて鳥に近づけばいい。

 

 

 

バイクに描いてあるメッセージの様に、

残った人生を今まで通りクロスオーバーしながら過ごすのだ。

 

13歳の頃、初めてバイクに跨った時のあの興奮と感動を、今一度。

ワクワクするぜ~!!!\(^o^)/

 

 

 

荒川の河川敷で裸になってバイクで遊んでると、

田んぼから出て来たトラクターのおっさんが避けてくれた。(すんまへ~ん)

 

まぁ、自分で見ても普通にヤバい爺に見えるよね(笑)

 

 

 

Tamatono  /  Aug. 03, 2024  盗んだバイクで走りだす65の昼 (いや、盗んでね~し、ちゃんと買ったし)

*1:+_+