いつもこのブログでは政治ネタは避けてるんだけど、
余りに理不尽なことが多い世の中になったと感じ、
敢えて書いてみる。
いつの日か地球上のすべての戦争、争いが終わり、
「あんな事もあったなぁ」と心穏やかに振り返ることが出来る日が来るよう、
それを願っての自分の備忘録でもある。
ウクライナ侵攻に関して、即時無条件撤退を求めた安保理決議案の採決で、
ロシアはいつも通り拒否権を行使、採決は否決になった。
こんな茶番をいつまで安保理は続ける気なのか?
拒否権の行使の回数は上記↑の通り、ロシアがダントツに多い。
今回の傍若無人なウクライナ侵攻に関して言えば、拒否権の行使が伝家の宝刀になった良い例である。
アメリカも多い。中東問題で暴れる仲良しのイスラエルに肩入れした結果、拒否権を使いまくった結果である。
安保理には「大規模残虐行為での行使を抑制する」という性善説に基づいた絵に描いた餅的な理想信念がある。。。が、、、これを守っているのは常任理事国の中でもフランスとイギリスだけだと思う。
なんだかんだヨーロッパは馬鹿にされるけど、こと人権に関して言えばアメリカなど比較にならないほど法と理念を守る基盤が出来上がっているじゃないか。
上↑の写真はフランスの国連大使、ドリビエール。
今の常任理事国の中では唯一まともなオッサンだと僕は思ってる。
このオッサンは、日本を次の常任理事国に推薦してくれているのだが、
僕的にはそれもどうかなぁ。。。って気がしてる。
今の利権塗れの日本の内閣が、公明正大であるべき国連常任理事国のメンバー入りする資格はあるのか?
逆に、常任理事国入りして少しでも日本の政治が良くなる可能性があるならいいけど、
それは大いに疑問。
「国連」って名称で呼ばれてるけど、僕的にはちっとも「国際連合」だとは思ってない。
「常任理事国」という特別なインセンティブを享受した限られた国が、自国の利益のために争いを繰り広げる土俵だと感じてる。
しかし、一応「みんなの意見を聞く」という建前があるのでレッドチームのロシアや中国も入ってる。これで国連的には「な?俺たち公平だろ?」というポーズが成り立つわけだ。
色んな国があって、色んな民族がいるので、それぞれの判断基準、行動規範は異なっても仕方ない。アメリカの判断は、ロシアや中国の国民には素直に了解できないもので、逆にロシアの行動は西側にとっては「おめ、いい加減にしろよ」となる訳である。
その国の政治判断、行動規範がその国民の基準になるというロシアの意見だが、、、
果たしてそうか???
徴兵が始まると我先に隣国へ逃走し始めたロシア国民を見るにつけ、「結局、建前じゃんか」と分かった人も多いと思う。
先月、ウクライナのゼレンスキー大統領が国連総会の一般討論演説会にテレビ参加し、
ロシアの拒否権をはく奪するよう訴えた。
それが出来ないのであれば、国連は解散しろとも訴えた。
同じ思いをする人々は世界中にいると思う。
つまり、既に国連は機能を果たせない組織になっているのが分かった今回のウクライナ侵攻でもある。
暴走するロシアを国連は止められないことが明確になり、「拒否権」という免罪符を渡してしまった訳だ。
今のような限られた常任理事国の利権のための組織ではなく、
真に世界平和、世界秩序のために機能できる組織が生まれる方法があるのであれば、
現国連の解体、再編成という荒療治も大いにWelcomeなのだが。。。
世の中、おかしな事が多すぎる。
段々世界が壊れて来た。
もはや「性善説」は過去のものとなった感あり。。。
Tamatono / Oct. 02, 2022 言うは易し、されど・・・・・