実はこのところ、やり始めた事がある。
それは旧約聖書の読破。
因みに、僕はクリスチャンでは全く無い。
それどころか、両親の墓の菩提寺の関係で、
が、個人的には無宗教の人間だと思ってる。
もしも何かを信じるのであれば、
この地球の生態系を維持しているシステムの存在を、神と信じたい。
緑深い森林の奥で感じる、もののふの存在を信じても良い。
じゃあ、何故、聖書?
事の起こりは、紀元前2600年ごろに存在したとされるシュメールの王、
この物語の最古の写本が紀元前2000年にシュメール語(楔形文字)で残っており、
1861年に解読された。
その中で、旧約聖書の「ノアの方舟」と殆ど同じような物語の記述が残っているのを、1872年ジョージ・スミスというアッシリア学者が見つけた。
この事実は、「旧約聖書」が世界で最古の本であると信じていた世界中のクリスチャン他、多くの人々を驚かせた。
ノアの方舟云々を含む、古代ヨーロッパの逸話、口承伝承の書き写しはいくつか残っており、その1つが旧約聖書じゃないの? って僕は思い始めた訳である。
この叙事詩よりも更に古代のある時に、実際に大洪水が起こり、
それを古代ヨーロッパの異なる種族の民が、それぞれの方法で伝承して書き残した。
ならば! 一度旧約聖書を「読み物」として読んでみよう! と思った訳。
しっかし、買った聖書は旧約聖書と新約聖書の両方が収められてて、
分厚い!
でも、興味があるのは旧約聖書の部分だけなので、頑張ってるけど(笑)
読み始めて色んなことが分かった。
アメリカ人によくあるポピュラーな名前Johnはヨハネの語源から来てるとか、
アダムの名前は土(アダマ)の塵から作られたからとか、
レビ記13には皮膚病の治療や対処法の記述があったり、性病の記述があったり、
レビ記20には姦淫の罪を戒める記述が延々と続く。
妙に生々しいけど、遥か大昔の旧約聖書の時代も、現代と同じような問題で庶民は救いと解決法を求めてたんだなぁって感じる。
やはり、旧約聖書は史実の記録なんだって改めて思う。
和文と英文が併記だけど、英語の方が理解しやすい場合が多い。
個人的には翻訳(translation)は少なければ少ないほど真実が残ると思ってる。
翻訳者とは言え人の子、「こう訳したら、格好いいんじゃねーの?」みたいな恣意的要素が絶対入ると疑ってるので(笑)
もともと聖書はヘブライ語やギリシャ語で書かれ、その後ラテン語に翻訳されたが、
新約聖書と違って旧約聖書はずーっとラテン語から他の言語への翻訳を禁止した経緯があるって聞いたことある。
つまり、旧約聖書はそれだけ史実に忠実な部分を残してるんじゃないかって僕は思ってる。 本当か?(笑)
色んな古代の地名が出てくるけど、買った聖書には2枚目の写真のような地図が、
時代を追って5枚ほど入れてあってとても便利だ。
(しかも日本語と英語の2種類の地図)
ところで、僕の部屋を探すとあと2冊の聖書が出て来た。
出張中にイギリスとドイツのホテルで拝借して来たものが。。。(-_-;)
もう30年前のことなので、時効だといいけど。。。
買った聖書を果たして読破できるのか?
甚だ自信はないけれど、壮大な歴史書だと思ってここ数週間がんばってる(笑)
Tamatono / Oct. 29, 2020 そっかぁ、僕は土だったんだぁ。。。